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原作のシーンカットが挿入されている

放送順の変更は前述の通り。オープニングおよびエンディングでは、アニメ化されていない原作のシーンカットが挿入されている。これによりダンスが途切れたため、視聴者から完全版を希望する声が寄せられ、DVDに映像特典として収録された。第12話「ライブアライブ」でのバンド演奏のシーンは特に力の入った作画がなされた。山本寛はこの回を一つのクライマックスだと考え、「ドラムをきちんと描けば今までのアニメを超えられると思った」と語っている[10]。またハルヒの歌う表情は、歌う平野綾の表情をレコーディング時に撮影し、それを基に描かれている[11]。これはリアルさの追求というわけではなく、「非日常」が「日常」の中に入ってくる瞬間を際だたせるために「日常」部分を細かく描写した結果であると山本寛は述べている。

他作品からのパロディ
作品のいたる所で、他作品のパロディーが取り入れられている。

『タッチ』 (放送第4話[13])
『フルメタル・パニック!』 (放送第7話、放送第12話[14])
『逆転裁判』、『名探偵コナン』 (放送第8話[15])
『機動戦士ガンダム』、『銀河英雄伝説』、『宇宙戦艦ヤマト』 (放送第11話[16])
『リンダ リンダ リンダ』 (放送第12話[17])

原作小説とアニメの違い
原作を忠実に表現したことも特徴である。基本的に台詞を一部カットする程度の変更で、キョンのモノローグ中心のストーリー展開も導入された。ただし「孤島症候群」は合宿にキョンの妹が参加するなど、大幅なアレンジが加えられている。また、飲酒シーンはカットされている。「ライブアライブ」も、アニメ向けにアレンジが加わっている。

舞台のモデル
原作では文中で仄めかされている程度で明確には示されていないが、アニメでは兵庫県を舞台にしている[18]。作中での背景は実際の風景が再現されており、主人公達が通う県立北高等学校(北高)のモデルは、原作者・谷川流の出身校である兵庫県立西宮北高等学校で、話の舞台は兵庫県西宮市とされている。これに合わせて、第2話の席替えのくじ引きシーンに使用された空き缶は、関西ではなじみの薄い鳩サブレーからゴーフル(神戸風月堂)のものに変更された[19]。

第13話では兵庫県の他に、大阪府大阪市の梅田駅周辺が閉鎖空間の入口として舞台になっている。

公式サイト
SOS団公式サイトは原作・アニメ共に、作中でキョンが団長である涼宮ハルヒに命じられて作成している。公式サイトはこの設定をそのまま反映させ、劇中サイトを模した、素人が適当に作ったようなものとなっている。放送内容や原作中の出来事の日付と連動してサイトが更新されたり、随所に隠しコンテンツがあったりする。放送終了後も突然「Not Found」になるなどの趣向が凝らされている[20]。本来の公式サイトの機能は特設サイトに置かれている。背景画像は「ねこマン」というキャラクターである。

2008年12月現在、「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」と「にょろーんちゅるやさん」の紹介ページになっている。

メインスタッフ
原作・構成協力 - 谷川流
監督 - 石原立也
シリーズ演出 - 山本寛
超監督 - 涼宮ハルヒ
シリーズ構成 - 涼宮ハルヒと愉快な仲間たち
キャラクターデザイン・総作画監督 - 池田晶子
メカニカルデザイン - 海老川兼武(放送11話のみ)
美術監督 - 田村せいき
色彩設計 - 石田奈央美
撮影監督 - 田中淑子
音響監督 - 鶴岡陽太
音楽 - 神前暁
音楽プロデューサー - 斎藤滋
アニメーション制作 - 京都アニメーション
製作協力 - ビッグショット
製作 - SOS団(角川書店、角川エンタテインメント、京都アニメーション、クロックワークス)

各話スタッフ
話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出
(演出補佐) 作画監督
第1話 朝比奈ミクルの冒険 Episode00 山本寛 山本寛
(渡邊政治) 門脇聡
第2話 涼宮ハルヒの憂鬱 I 石原立也 池田晶子
第3話 涼宮ハルヒの憂鬱 II 山本寛 北之原孝将 米田光良
第4話 涼宮ハルヒの退屈 村元克彦 吉岡忍 池田和美
荒谷朋恵
第5話 涼宮ハルヒの憂鬱 III 山本寛 坂本一也 堀口悠紀子
第6話 孤島症候群(前編) 村元克彦 吉岡忍
荒谷朋恵 吉岡忍 荒谷朋恵
第7話 ミステリックサイン ジョー伊藤 石立太一 西屋太志
第8話 孤島症候群(後編) 志茂文彦 荒谷朋恵 門脇聡
第9話 サムデイ イン ザ レイン 谷川流 山本寛 北之原孝将 米田光良
第10話 涼宮ハルヒの憂鬱 IV 石原立也 石立太一 西屋太志
第11話 射手座の日 賀東招二 武本康弘 堀口悠紀子
第12話 ライブアライブ 山本寛 山本寛、門脇聡 山本寛
(渡邊政治) 門脇聡
第13話 涼宮ハルヒの憂鬱 V 志茂文彦 北之原孝将 米田光良
第14話 涼宮ハルヒの憂鬱 VI 石原立也 石原立也
(坂本一也) 池田晶子

楽曲
ナビリベリア コレポン テニス ヱスビー アント キック ブルマン 女性の生活 チップ スターフ ゼネス くちばい ノパン たらふく ミック チャー プレミ クォーザ ラップ バッイグ パート フォー エストール カーシェア Sぼうおく チアダンス フォース ゼキショウ ブレイブ ヒップボーン ドーム ブリース サボテン リンリレー ロースター バイメタ モルモッ ダバオ ジュネーブ シオニズム グッド ニュー ガイド レター ガーリ 青梗菜 ファック オールス ジャスパー じゃじゃ

オープニングテーマ
『恋のミクル伝説』(放送第1話)
作詞 - 涼宮ハルヒ(山本寛)、作曲/編曲 - 涼宮ハルヒ(神前暁)
歌 - 朝比奈みくる(後藤邑子)
『冒険でしょでしょ?』(放送第2話 - 第13話)
作詞 - 畑亜貴、作曲 - 冨田暁子、編曲 - 藤田淳平
歌 - 平野綾
放送第10話と第14話は構成上オープニングテーマがカットされている。

エンディングテーマ
『ハレ晴レユカイ』(放送第1話 - 第13話)
作詞 - 畑亜貴、作曲 - 田代智一、編曲 - 安藤高弘、歌 - 涼宮ハルヒ・長門有希・朝比奈みくる(平野綾・茅原実里・後藤邑子)
『冒険でしょでしょ?』(放送第14話)
以上の作品のプロデュース(表記上はSuper Producer)は、涼宮ハルヒが務めているという設定である。

挿入歌
『God knows...』、『Lost my music』(ともに放送第12話で使用)
いずれも「涼宮ハルヒの詰合」に収録されている。

挿入曲
モーリス・ラヴェル『ダフニスとクロエ』第2組曲 夜明け - 第11話「射手座の日」
ピョートル・チャイコフスキー『交響曲第4番』 第4楽章 - 同上
ドミートリイ・ショスタコーヴィチ『交響曲第7番』 第1楽章 - 同上
グスタフ・マーラー『交響曲第8番』 第1部- 第14話「涼宮ハルヒの憂鬱 VI」

CD
涼宮ハルヒの詰合 〜TVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」劇中歌集シングル〜(LACM-4268、2006年6月21日発売)
最強パレパレード(LACA-4316、2006年11月22日発売)
涼宮ハルヒの憂鬱 キャラクターソング
「涼宮ハルヒの憂鬱SOS団ラジオ支部」番外編CD Vol.1(LACA-5523、2006年7月5日発売)
「涼宮ハルヒの憂鬱SOS団ラジオ支部」番外編CD Vol.2(LACA-5556、2006年9月21日発売)
「涼宮ハルヒの憂鬱SOS団ラジオ支部」番外編CD Vol.3(LACA-5584、2006年12月21日発売)
TVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」ドラマCD 『サウンドアラウンド』(LACA-5585、2007年1月24日発売 ランティス)
劇中歌『First good-bye』のフルバージョンも収録。
第12話「ライブアライブ」後日談にあたる谷川流原案のドラマCD。脚本はアニメ本編でも脚本を務めた志茂文彦。 声優のキャストもアニメ版と同じ。

DVD
初回限定版、通常版共に各巻にメイキングクリップ、TV版次回予告やノンテロップOP/ED、最終巻には「TV版EDスペシャルバージョン」を収録している。映像特典は初回限定版・通常版共通である。詳しくは公式HPを参照。

『涼宮ハルヒの憂鬱 朝比奈ミクルの冒険 Episode00』
KABA-1501(初回限定版)、KABA-1601(通常版) (2006年6月23日発売)
『涼宮ハルヒの憂鬱 第1巻』
KABA-1502(初回限定版)、KABA-1602(通常版) (2006年7月28日発売)
『涼宮ハルヒの憂鬱 第2巻』
KABA-1503(初回限定版)、KABA-1603(通常版) (2006年8月25日発売)
『涼宮ハルヒの憂鬱 第3巻』
放送第13話・第14話収録
KABA-1504(初回限定版)、KABA-1604(通常版) (2006年9月22日発売)
『涼宮ハルヒの憂鬱 第4巻』
放送第4話・第7話収録
KABA-1505(初回限定版)、KABA-1605(通常版) (2006年10月27日発売)
『涼宮ハルヒの憂鬱 第5巻』
放送第6話・第8話収録
KABA-1506(初回限定版)、KABA-1606(通常版) (2006年11月22日発売)
『涼宮ハルヒの憂鬱 第6巻』
放送第12話・第11話収録
KABA-1507(初回限定版)、KABA-1607(通常版) (2006年12月22日発売)
『涼宮ハルヒの憂鬱 第7巻』
KABA-1508(初回限定版)、KABA-1608(通常版) (2007年1月26日発売)
※DVDの発売に伴い、ディレクターズ・カットとして1 - 2分ほどのTV未放送シーンが追加されたほか、いくつかのシーンの作画が修正されている。

書籍
オフィシャルファンブック 涼宮ハルヒの公式(コンプティーク編集 2006年8月25日発行) ISBN 4048539914

放送局

日本
放送対象地域 放送局 放送期間 放送日時 系列
千葉県 チバテレビ 2006年4月2日 - 7月2日 日曜 24時00分 - 24時30分 独立UHF局
埼玉県 テレ玉 日曜 25時30分 - 26時00分
神奈川県 tvk 2006年4月3日 - 7月3日 月曜 25時15分 - 25時45分
京都府 KBS京都 月曜 25時30分 - 26時00分
北海道 テレビ北海道 月曜 26時00分 - 26時30分 テレビ東京系列
兵庫県 サンテレビ 2006年4月4日 - 7月4日 火曜 24時00分 - 24時30分 独立UHF局
宮城県 東北放送 火曜 26時00分 - 26時30分 TBS系列
東京都 東京MXテレビ 2006年4月5日 - 7月5日 水曜 25時30分 - 26時00分 独立UHF局
愛知県 テレビ愛知 水曜 26時28分 - 26時58分 テレビ東京系列
広島県 広島ホームテレビ 2006年4月8日 - 7月8日 土曜 26時05分 - 26時35分 テレビ朝日系列
福岡県 TVQ九州放送 土曜 26時40分 - 27時10分 テレビ東京系列

ビスタサイズ(画面比率16:9)で制作され、地上波デジタル放送ではCTCにおいて全話1080iフルワイドで放送されたが、ハイビジョン制作ではない。

チバテレビ 日曜24:00 - 24:30枠
前番組 番組名 次番組
Canvas2 〜虹色のスケッチ〜 涼宮ハルヒの憂鬱 N・H・Kにようこそ!

国外放映
台湾
2008年1月5日21時00分(中原標準時)よりアニマックス台湾にて放送開始(各回2話放送)[21]。

韓国
2008年1月11日22時00分(韓国標準時)よりアニマックス韓国にて放送開始(各回2話放送)。

評価

受賞歴
2006年11月、第11回アニメーション神戸作品賞 テレビ部門、ラジオ関西賞(主題歌賞)
2007年、第6回東京国際アニメフェア優秀作品賞 テレビ部門
DVD・オブ・ザ・イヤー2006(DVDナビゲーター)優秀TVアニメ・OVA賞

[編集] 売り上げ
DVD累計販売枚数は日本国内で80万枚超[23]。アメリカでは各巻6万セットを販売した[24]。
原作小説累計発行部数530万部突破(2009年1月現在)。
コミックス累計発売部数100万部突破。
キャラクターソング集 3枚計で15万枚[25]。
キャラクターソングのチャート順位は涼宮ハルヒの憂鬱 キャラクターソングを参照

ラジオ番組
イベント

涼宮ハルヒの激奏
2007年3月18日に大宮ソニックシティにて行われたライブイベント。出演者は平野綾(涼宮ハルヒ役)、杉田智和(キョン役)、茅原実里(長門有希役)、後藤邑子(朝比奈みくる役)、小野大輔(古泉一樹役)、松岡由貴(鶴屋さん役)、桑谷夏子(朝倉涼子役)、あおきさやか(キョンの妹役)、白鳥由里(喜緑江美里役)。司会は白石稔(谷口役)でアシスタントは松元恵(国木田役)。ゲストとして、石原立也と池田晶子が登場した。前半はイベントパート、後半はライブパートの二部構成で、声優陣の大部分が出演した。イベントパートは各キャラクターの名場面集紹介、「涼宮ハルヒの寸劇」が行われた。ライブパートは『恋のミクル伝説』から始まり、声優陣が各自の持ち歌(キャラクターソング)を歌った。この模様を収めたDVD(2枚組)が2007年7月27日にムービックから発売された。

長門有希の100冊
読書好きの宇宙人である長門有希が、100冊の様々な種類の本をお薦めするという企画で、『ザ・スニーカー』で行われた。SFものから哲学書まで、硬軟取り混ぜた内容だが、中には現実世界で実在しない本もある。100冊の中で現実世界で実在するのは97冊。インターネット上では全巻読破に挑戦することが流行した[1]。作中で長門有希が読んでいる本の多くは、この中の本から採られている。

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^ a b c 『ダ・ヴィンチ』2007年2月号、メディアファクトリー、64頁。
^ ここがすごいよ『涼宮ハルヒの憂鬱』 オリコン、2007年7月25日閲覧
^ ネット社会 急成長の舞台裏(2)投稿サイト ヒット生む YOMIURI ONLINE(読売新聞) 2008年8月7日閲覧
^ 更科修一郎・多根清史編 『オトナアニメ vol.1』 洋泉社、2006年、18頁に基づく
^ 更科修一郎・多根清史編 『オトナアニメ vol.1』 洋泉社、2006年、18頁に基づく
^ コンプティーク編 『オフィシャルファンブック 涼宮ハルヒの公式』 角川書店、2006年、86頁。
^ 『オフィシャルファンブック 涼宮ハルヒの公式』 83頁。
^ 『オトナアニメ』Vol.5、?頁。本人談。
^ 『オフィシャルファンブック 涼宮ハルヒの公式』 82頁。
^ 『オフィシャルファンブック 涼宮ハルヒの公式』 85頁。
^ 『オフィシャルファンブック 涼宮ハルヒの公式』 52頁。
^ 『オフィシャルファンブック 涼宮ハルヒの公式』 85頁。
^ 『オフィシャルファンブック 涼宮ハルヒの公式』 42頁、83頁。
^ 『オフィシャルファンブック 涼宮ハルヒの公式』 48頁。古泉が力を使うときに言った「ふもっふ」「セカンドレイド」がそれである。第12話での「ま、せいぜい文化祭を楽しめ、普通にな」は、相良宗介のセリフのパロディーである。
^ 『オフィシャルファンブック 涼宮ハルヒの公式』 107頁。
^ 『オフィシャルファンブック 涼宮ハルヒの公式』 113頁。
^ 『季刊S』第16号 飛鳥新社、2006年、?頁。
^ 『月刊ニュータイプ』2006年12月号の付録「涼宮ハルヒの完全無欠」 角川書店、?頁。
^ 『オフィシャルファンブック 涼宮ハルヒの公式』 73頁。
^ GIGAZINE (2007-12-18). "「涼宮ハルヒの憂鬱」アニメ第2期に向けて公式サイトが消失中". 2007年12月22日 閲覧。
^ アニマックス台湾. "Synopsis for THE MELANCHOLY OF HARUHI SUZUMIYA - Animax Taiwan" (繁体中文). 2007年12月11日 閲覧。
^ アニマックス韓国. "Synopsis for THE MELANCHOLY OF HARUHI SUZUMIYA - Animax Korea" (韓国語). 2007年12月11日 閲覧。
^ NHK-BS2の『アニメギガ』「平野綾」回(2007年4月24日放送)より
^ ハルヒDVD 米国で6万セット販売 YouTubeも貢献? アニメ!アニメ! 2007年11月25日閲覧
^ 山中浩之 【ヒットの“共犯者”に聞く】涼宮ハルヒの場合 VI 日経BP、2007年7月25日閲覧

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2009年01月26日 10:01に投稿されたエントリーのページです。

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